環境

2007年3月31日 (土)

ブッシュのエタノール政策に疑問

先日のメディアが、アメリカのブッシュ大統領が3月26日(現地時間)に3大自動車メーカー(ビック3)首脳と会談を行い、バイオエタノールを国策として普及拡大することで合意した旨を報道している。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070328/usa070328000.htm

3月始めには、ブラジルのサンパウロでルラ大統領と会談し、温暖化ガス削減につながるエタノールを国際的に取引しやすくするための共通の基準作りを模索し始めている。
ブッシュのエタノール政策は地球温暖化という未来の世代への課題を果たそうという純粋な動機でないことは誰の目にも明らかだ。

バイオ・エタノールによる温暖化ガス削減効果は決して大きくない。
私個人としては、本来、生命を育むことが主目的たる農業作物をガソリン代替品として消費することに大きな抵抗感がある。少なからずの人達に同様の感情があるのではないかと思う。
事実、アメリカ国内では、バイオ・エタノールの原料となるトウモロコシ栽培に転換する農業経営者が続出している。恣意的な生産物の偏りが発生し始めており、今秋以降の農産物市場の偏重が危惧される。加えてトウモロコシ相場が急騰しており、元々トウモロコシを飼料として利用している畜産生産者には大打撃となっている。私も懇意にしている仙台市の花兄園も飼料コストの高騰に危機感を募らせていた。

アメリカが自動車文化を手放せないとしても、燃料電池などの圧倒的に環境負荷の小さな技術も実用化されている現状の中で、ブッシュはなぜエタノールなのか?

予測される答えはわかりやすい。
現在自動車メーカーが保有している設備と技術の応用で対応できるからだ。つまり現行の自動車産業を守ることが最重要課題なのだと指摘されて反論できないと思われる行動を展開しているにすぎない。

どこまで身勝手な行動をするつもりなのか。
誰かブッシュの暴走を止められる人はいないのか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

メディア | 店舗 | 環境 | 生活 | 経営モラル | 経営戦略 | 食の安全